子どもの遊びにどれくらい割り込んでいいの?~1歳7ヵ月4週目~
このブログは、子どもが生まれてから記録したものを、ほぼ毎週ブログにしたものです。
毎週の子どもの写真や記録を元にどんなことがあったかを書いたもので、何歳頃にどんな成長をしているのかを、わかるようなわからないような文章で書いています。それと、年齢に対して、子どもってどんな発達をしているのかも書いています。
よければどうぞ。
目次
- ○ ①よく踊るし、踊るのをあおる親。
- ・踊るって、この年齢の子には体操的な感じ。
- ○ ②ブリーズライトと闘うはらぴー。
- ・マネするって、英語でいうフレーズを覚えてそのまま使うみたいなもの。
- ○ ③ベビーゲートをガタガタ。
- ・マネしたこと、言ったことに対して、0.5秒以内に大人が反応するのがベスト。
- ○ この時期の子どもが成長する遊びは?
①よく踊るし、踊るのをあおる親。
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わが子(はらぴー):「 」
親:< >
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。
ーーーーー
ある日…
<あ、アンパンマンの歌始まったで。なにがきみーの~しーあわせ~♪>
「へへへへ…」
踊りだすはらぴー。
その場で笑いながらくるくる回転して踊る。
<な~にをしーてー、よーろこぶ~♪そうやなー、上手~>
何が上手かわからないけど、とりあえずホメる大人。
<とりあえず踊ろ、はいはい~。>
ノセられてとにかく踊るはらぴー。
ぴょんぴょん跳んだり、首を前後に振ったりしてる。大人だったらちょっとヤバめの人。
踊るって、この年齢の子には体操的な感じ。
これくらいの年齢の子どもって、体を大きく動かすって将来的に不器用改善に役立ったりします。
手先みたいな細かい動きはまた別の動きの経験が必要ですが、大きな体の動きができて徐々に細かい動きになっていくので、先に大きな体の動きが必要になります。
大きな体の動きがぶきっちょになると、走るときに足の膝がしっかり曲がらなくてコケやすくなるし、足が速く回らなくて、これもコケちゃいます。
だから、小さいうちに体を大きく動かして、しゃがんだり立ったりするのって大事です。
おかあさんといっしょとかアンパンマンとかなんでもいいので、よければやってみてください。
走ってたら左右に揺れまくったり、よくコケる人にはオススメします。
できれば、小さくなって大きくなって…そんな動きがいいかと思います。
②ブリーズライトと闘うはらぴー。
またある日…
鼻の通りが悪い日にブリーズライトを使った翌日の朝。
<あー、イタイイタイ。やめて。>
鼻のブリーズライトをつけてるのを忘れてて、はらぴーが気になって外したがる。
結局はらぴーが外し、ブリーズライトをまじまじ見てる。そして、鼻にくっつけようとする。
<え、それもう貼れないよ。>
「うぃ~~~。」鼻に貼ろうとがんばって、鼻がぺしゃんこ。
<めっちゃブサイクな顔になってますけど…>
「うぃ~~~。」
<めっちゃ粘るやん。粘着力もうないねんけどな。>
「うぃ~~~。」
<チャレンジ精神旺盛~。>
マネするって、英語でいうフレーズを覚えてそのまま使うみたいなもの。
子どもって1歳もうちょっと前からずーっとマネします。マネして新しいことを覚えて、新たな大人の反応を見て、「へー、こんなことしたら、こんなふうに返ってくるんやー」…みたいな。
そこで、マネしたことがどういう意味だったのかわかって、徐々に使い方があってきます。
それって、英語のフレーズみたいなもので、よくNHKとかでキーフレーズをたくさん覚えて、そこから英語のいろんな意味を覚えていきましょう!みたいなことをやってます。
あんな感じで、言葉だけじゃなくて、動作もとりあえずやって相手の反応を見ます。
子ども側からしたらどうなのか…わかりにくい例えですが…
もしあなたが魔法を使える世界にいて、道を歩いていると、なんか品のいい人が落ちてる魔法の杖を振るとなんでかとっても笑顔になって置いて行きました…。この杖、振ってみたくなりませんか?
『使って爆発したら嫌やし…』みたいな、そんな予測はなしで、使ってみたくなりませんか?
(たぶん、この魔法の杖の例………いりませんでしたよね。。。)
たぶん、子どもってこういう好奇心でマネします。
よければ子どもにとりあえずマネさせてあげること、やってみてください。
③ベビーゲートをガタガタ。
<ちょっとまだ待って。今、お母さん取り込み中やから。>
「あーてーてー!!!」
ベビーゲートをガタガタしながら叫ぶ。
<あ!ちょっとこっちで。見て!クーピーや!(絵本のこと)おいでおいで。>
「ん?」
<クーピー読もっか?>
…と気を違うところへ向けることに成功した父。
でも、ふと母の声が聞こえた瞬間にベビーゲートで移動。
「あーてーてー!」
<クーピー………ってもう無理やわな。そっち行くけどいい?>
<いいよ。>
<よし。じゃあ行こっか?!>
「………。」なんか開けてくれないときと状況が変わったことは気づく。
そして、父もすぐに開けない。
<あっち行きたいねんなー。……どうする?>
「……。」
<あっち、、、行きたい?>指さして聞く。
「(父はスルー)…あーてーてー!」
<開けてね。はい、どうぞ。>さっとゲートを開ける。
<開けてってそのへんに言うんじゃなくて、ちゃんと人に向かって行ってな。>
はらぴー、ようやくベビーゲートから脱出成功。
マネしたこと、言ったことに対して、0.5秒以内に大人が反応するのがベスト。
子どもが何かを求めたときに、大人がすぐ動くと子どもは学びます。”今の求め方で大人は動いてくれる”ってことを。
それがだいたい、0.5秒以内くらい。これが2~3秒あくと、子どもが言ったことで大人が動いたんじゃないっていうふうに理解されやすいです。
上のブリーズライトのところにも書いたマネっこもそうですが、なんかして大人がすぐに反応するとブリーズライトは今の使い方で正しいとか、もしくは大人のツッコミがおもしろいとか思って、また繰り返そうとします。
別の場面では、子どもがいらんことをした後に大人が冗談まじりでえぇー!とかリアクション大きめにすると、子どもはおもしろがってします。
性格の悪いママ友がターゲットにしているママ友に対して、会話の中で夫婦関係のことに触れるとターゲットママが困ることを知ると、何度か触れようとします…。
子どもも大人も基本的には本能的にビビッとくる感じで学習します。
子どもにはまだこんな腹黒い気持ちはありませんが、子どもは大人がすぐする反応を見てます。
時間の目安は0.5秒以内。遅くても1~2秒以内。
子どもにどう理解してほしいかを考えて、褒めるなり怒るなり、いろいろチャレンジしてみてください。
この時期の子どもが成長する遊びは?
今週は【 子どもが1人で勝手にやってることでも大人がリアクションして遊びに割り込もう! 】です。
タイトルにある、子どもの遊びにどれくらい割り込んでいいの?ってところですが、変に意識せず割り込んでokです。
子どもの動画とかを見直してると、”あぁ、これほっといたら完全に1人遊びになってたなー”的に思うことって結構あります。
そこに<うわ、すごっ!><え~、そんなことになんの~?!><どうなるかな~?>とか適当に割り込みます。この時期の子どもは、興味があれば大人に乗っかってくるし、遊んでことに興味が結構あれば大人の言葉はスルーすると思います。
なので、大人の割り込みを聞くも聞かないも子ども次第って感じで、大人はとりあえず喋る。
よければどうぞ。
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合同会社うちもだんLabo.
~こどもとおとなの発達・心理研究所~
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