ジパシージャンニルってなに?(結末はしょうもないです。)~1歳8ヶ月2週目〜
このブログは子どもが生まれてから記録したものを、ほぼ毎週ブログにしたもので、子どもが何歳頃にどんな成長をしてたかを書いています。
飽き性な親が、小さい頃から意識して5~10分遊んで、子どもの持ってる能力をできるだけ引き出しておこうっていうイメージで遊んだところも書いています。
子どもの成長ってどんな感じなのかとか、どんな発達をしてどんな遊びをしとくと発達って伸びやすくなるのかとかの情報も一緒に入れています。
子どもの発達が心配な方とか、子どもの能力をできるだけ伸ばしておきたい方など、よければのぞいてみてください。
目次
- ○ ぬいぐるみと遊んで、たまに癒してもらうはらぴー。
- ・ぬいぐるみも含めて、3人でお話。
- ・ちょっと話の流れが変わってますが、結局何をどうすればいいですか?
- ○ 飾りを見て喋るはらぴー。
- ・これは”松ぼっくり”です………ってことをわかってるんだけど、なんで聞くの?
- ・話を聞く気にもなりませんが、とりあえず子どもにしてあげたらいいことを教えてください。
- ・じゃー、自然と言葉を覚えないならどうしたらいいの?
ぬいぐるみと遊んで、たまに癒してもらうはらぴー。
ーーーーー
わが子(はらぴー):「 」
親:< >
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。
ーーーーー
ある日…
アンパンマンのおもちゃを目の前に、ぬいぐるみと隣同士で座って遊ぶはらぴー。
キャラクターのボールを転がしたらコースを転がっていくおもちゃ。
持ってるキャラのボールをぬいぐるみに押し付ける。ぬいぐるみが人やったら、すごい圧…
<ジュースあげてんの?>
「ジース~。」
<ん。そうなん。ジュースよかったね~。>
「ジース~。」
<ふ~ん、そうか。ジュースかぁ。>
「ジース~。」
なんかしつこいので、よくよく見てみると………
<………あ!チーズね!アンパンマンのおもちゃやからね。チーズって言ってたんやね?!>
「………。」
あー!なるほど!今のわかっがたんホメてほしいくらいって思うが、言いたいことと大人から返ってくるコメントが一致して満足したのか、子どもはスルー。
<チーズ………ね…。>
子どもが言ったことを理解したときのことをホメてほしすぎて、スルーされてもスルーされたくない気持ちの親。
そんなことは知らず、はらぴーはチーズをコロコロ。
でもコースを組み立ててなくてチーズは落ちる。
<あら~、落ちたね。>
「あ~。」
親を見て、困ったのか飽きたのか、急にぬいぐるみを抱きしめる……かと思いきや、立って腕がちぎれるくらいブルンブルン振り回す。
<もう遊び、おしまい?>
「う~ん。」
<よくわからんけど、”う~ん”やね。>
「う~ん。」
ぬいぐるみも含めて、3人でお話。
ぬいぐるみの使われ方って、前回ちょっと書きました。いろんなところで使われます。
おままごととか人への興味とか、心理療法では自分の何かを人形を通して表現して、間接的に気持ちのバランスを取ろうとします。
「家でこのぬいぐるみはめっちゃ怒られてるの。でも、ママとかパパもあかんことしてんねんで。言えないけど。。。」と、置き換えて表現します。
他にも、自分のイライラをぬいぐるみが当たり散らす世界を遊びで表現することとかもです。
人間の無意識的なところって、置き換えられます。
ぬいぐるみ遊びとか、夢とか、妄想とかにもね。
ちょっと話の流れが変わってますが、結局何をどうすればいいですか?
ぬいぐるみ遊びは、見守ってるだけでもいいですが、これくらいの年齢になってきたら、ぬいぐるみ+子ども+親(or大人)で3人の設定で遊ぶことをしてもいいんじゃないかなーって思います。
2人の場合やと直接的な会話になるけど、3人だとぬいぐるみが何をしてたか…など、イメージして知ってる言葉で話してくれるんじゃないかって思います。
<(2人だと)ジュース飲んでるの?>「うん!」みたいに現実の会話になりやすくって、
<(3人だと)ジュース飲んでるの?>「うん!」みたいに、ぬいぐるみのことを想像することもあります。
人のパターンやと、2人も3人も一緒に反応ですけどね……でもね、自分の体験か、人がどうか……これって人のことを認識するし、想像力も使います……。
だから、強引だけど………大事なんです。
ちなみに、うちの子は3人での関係が増えると、2歳超えてからですが「○〇って言ってたぁ」ととりあえず付けるようになりました。
大人が<(ぬいぐるみが)○○って言ってた?>って聞くから。
まだ先ですが、自分と親だけじゃなくて、他の人のことも想像することで言葉のレパートリーを増やすキッカケにもなります。
ぬいぐるみももう1人のきょうだいというイメージで(…って、そのへんはなんでもいいですが)仲間に入れて喋ってもいいなじゃないかなーって思います。
飾りを見て喋るはらぴー。
またある日…
「あー!」
<それ、松ぼっくり。>
「まつおくり~。」
<松ぼっくりな…。>
「あ~!」
<ほんまや。そっちにも松ぼっくりあるなー。>
「あ~!」
<え、まだいく?!松ぼっくり…。>
「あ~!」
<なんやった?>
「あつおうり~。」
<そうやなー。松ぼっくり。>
「……あ。」
<ちょっと違う感じ。>
<まだなんか言ってんで。>
<ほんまや。>
<でも、ようやく松ぼっくりではないな。>
これは”松ぼっくり”です………ってことをわかってるんだけど、なんで聞くの?
なんでわかってるのに聞くの?
………理由はわかりません。。。
でも、「あ~!」って言ってリアクションしてもらってうれしいのは確かだろうし、おそらく「…えっと……これって…まつ…ぼっくり………ですよね??……(大人のリアクションあり)……あ~、よかったよかった。」っていう確認と、言ったことが合ってる楽しさじゃないかと思います。
大人なら………
<この目の前の料理の”ジパシージャンニル”って、前にも聞きましたが、アジア料理でしたよね?>
「はい、そうです。」
<あーよかったよかった。……ちなみに、食べても大丈夫でしたよね?>
「大丈夫です。」
<あーよかったよかった。…でも、塩をかけると化学反応を起こしてまずくなるから、かけたらダメでしたよね?>
「そうです。」
<あ~よかったよかった…。>
みたいな、ムチャクチャな例えですが、子どもにとっては、この”あ~よかったよかった。”っていう、大人も感じる、ほんのちょっとのホッとする感じが、新しい言葉を知るキッカケにもなるし、言ったことにちゃんとリアクションが返ってくるし、うれしいんだと思います。
子どもたちは、大人からの話しかけとかが多い人生を歩んできてるので、たぶん言ったことに対してリアクションがあるだけで楽しいんだと思います。
だから、わかってても聞くし、その楽しさがあるから、大人がリアクションすることって大事だし、できるときは子どもが言った通りに動いてあげることって理解力アップにつながる方法なんです。
……ちなみに、”ジパシージャンニル”って、造語です。
着地点が期待値より低いし、しょうもなくてごめんなさい。
Googleで検索したら、オシャレなレディースの服のブランドが出てきました。
アジア料理にもないので、真に受けないでください。
話を聞く気にもなりませんが、とりあえず子どもにしてあげたらいいことを教えてください。
子どもにしてあげたらいいこと…
いつもの流れなら、”リアクションしてあげよう!”とかになると思いますが、今回は…
”子どもより先に、大人が何かを発見して<見て見てー>って言ってみよう!”です。
なんでかって言うと、この年齢くらいになってくると子どもが何かを言ったら、だいたい大人はリアクションします。そして、いつも同じようなことを言う子どもに対して<あ~、○○やね~。>って言葉をかける大人は多いと思います。
うちでは、子どもが言ったことに対して両親のリアクションがマンネリ化しすぎて、よくリアクションの言葉が<○○やね~。>でハモることがよくありました。
だから、いつも同じようなリアクションになっちゃうのが、このへんの時期のことなので、今回は先に何かを見つけて子どもに報告します。
別に知ってるものでもいいです。
何がしたいって、言葉を教えるとかじゃなくて、”見て見てー!”を大人と子どもで楽しむことが一番です。言葉はそこが楽しければ自然と覚えていく子がほとんどです。
じゃー、自然と言葉を覚えないならどうしたらいいの?
1歳6ヵ月検診で、相談に来られた子で、自然と言葉を覚えない子っていました。
そんな子たちも、いつかはわかりませんが、ある時期を超えると、また8割くらいの子は言葉を覚えて喋ってくれます。
なんで出ないかを見る必要はありますけど、一度下に書いたことはチャレンジしてもらっても損はしないと思います。
もし、この時点で言葉が出ないなら、もしくは言葉の覚えが悪い場合はどうしたらいいか………。
わが子に話すときに、目が合って喋ってるか…を確認したいです。
→子どもによっても、人と喋るベースはできてるんだけど、いろんな物に目移りしやすい子はいます。もう1年くらい経つと、割と見て物に引っ張られてあっち行ったりこっち行ったりする可能性がある子です。
いろんなところに行っちゃうことは、そこまで特異なことではないですが、目に入りすぎて意識があっちこっちに向きやすい子っていてます。
もし、そのタイプでこの年齢なら、たぶん大人が喋ってるときに意識は違う方向へ行ってたり、目の前の物の話をしてるのに、すでに違うものを見てたりして、思ってる以上に大人の言葉を聞いてないときとかがあります。
なので、そんな可能性があるなら、
1.<見て見てー!>
2.「(物を見てくれたら…)」
3.<○○あったよー!>
……というやりとりを繰り返してみたらいいだろうし、
1.<見て見てー!>
2.「(一瞬見てくれるけど、すぐ違う物を見たら…)」
3.<(子どもが見てるものに対して)◇◇やねー。…こっち見てー!>
4.「(物を見てくれたら)○○やねー!」
……と言ってみたらいいんじゃないかと思います。
しつこくって、自分の物をめっちゃ見てほしい、めんどくさい系の人になってみるのをオススメします。
2~3の時点で、何度やっても4にたどり着かずに自分の見たいものばっかり見てる子は、なかなか4に進めませんが、その場合は2~3のやりとりを続けてください。
時には諦めも肝心です。
4にたどり着ける日をチャレンジしながら待ちましょう。
よければどうぞ。
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合同会社うちもだんLabo.
~こどもとおとなの発達・心理研究所~
TEL:050-5578-8374
e-mail:uchimodern@gmail.com
うちでは奈良市の大和西大寺駅近くや交野市の交野市駅近くで、子どもの発達を伸ばすあそびの教室をしています。そちらも、興味がある方はよければホームページからご覧ください。
遊びながら言葉の理解や表現,コミュニケーション,気持ちの理解,自信や好奇心などを身につけてもらうことを目指しています。
あそびの教室だけじゃなくて、ブログのことやお子様のことでも何か聞きたいことがある方も、よければご連絡ください。