言葉を増やすには、言葉を教えるのがいいの?~1歳8ヵ月3週目~
このブログは子どもが生まれてから記録したものを、ほぼ毎週ブログにしたもので、子どもが何歳頃にどんな成長をしてたかを書いています。
飽き性な親が、小さい頃から意識して5~10分遊んで、子どもの持ってる能力をできるだけ引き出しておこうっていうイメージで遊んだところも書いています。
子どもの成長ってどんな感じなのかとか、どんな発達をしてどんな遊びをしとくと発達って伸びやすくなるのかとかの情報も一緒に入れています。
子どもの発達が心配な方とか、子どもの能力をできるだけ伸ばしておきたい方など、よければのぞいてみてください。
目次
- ○ いろんな言葉を覚えてくる、今日この頃。
- ・初めて体験したことを、近いときにまた同じ体験をすると、子どもの中で発見になりやすい。
- ・んで、結局どうするの?
- ○ フォームミルクに初チャレンジするはらぴー。
- ・いろんなことに挑戦するチャンスを作るって、成長するにはめっちゃ必要。
- ・具体性がなくて困惑しています。。。
いろんな言葉を覚えてくる、今日この頃。
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わが子(はらぴー):「 」
親:< >
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。
ーーーーー
ある日…
ガチャガチャ(別名:ガチャポン。現代風に言うと”カプセルトイ”)に興味を持ち、ほしいとねだるはらぴー。
固いけど。ガチャガチャするときに手や腕を回す経験とか回したら出てくる経験とか、それに知らないおもちゃが出てきて大人に何かを教えてもらう経験とか………
そんなことも1つの成長する経験だなーと思った親は、ある日ガチャガチャをする。ちなみに、中身はトイストーリー。完全に大人の趣味で。
<これな、ガチャガチャやで。>
「うん。」
<やってみたい?>
「うん。」
<じゃー、はい。これで回してみ~。>
<全然わからへんやん。(笑)>
両親でガチャガチャのレバーを回すのを手伝う。
おもちゃが出てくるけど、はらぴーは初体験なので、お金を入れたらレバー回せる遊びみたいになって、さっきと同じようにガチャガチャの中にあるおもちゃ一覧を見てる。
<こっちから出てくるねんでー。>
<うわ~。>
<え、なに?>
<このキャラ。>
<うわー、この中でも割とハズレキャラ(トイストーリーのロッツォ。好きな方、ごめんなさい。定番でバズかウッディがほしかったです…)。>
<なー。>
<うーわ。>
大人が変に盛り上がってる中、カプセルの中を見てる。
<開ける?>
<あけうー。>
中身を出して、はらぴーに渡そうとする。
<うわ、めんどくさ。組み立てやん。落としそう。>
まじまじ見てるはらぴー。
<これな、ロッツォやで。性格悪男やで。>
<なんちゅー教え方。>
「じゃぶじゃぶ~。」
<あー。こっちね。(水路に)お水流れてるねー。>
この日、以前録画していたトイストーリー3を家でかけて、ロッツォを見せる。
<ほらこれやでー。>
「………。」
ロッツォのおもちゃを探してるのか、ちょっとキョロキョロするはらぴー。
<そうやなー。今日ガチャガチャで取ったもんなー。>
初めて体験したことを、近いときにまた同じ体験をすると、子どもの中で発見になりやすい。
この後日、トイストーリーではなくアンパンマンでガチャガチャをしました。
そっちもパッとないキャラでしたけど、はらぴーは喜んでました。
ガチャガチャって普段、そんなにしょっちゅうするものではないし、ガチャガチャに近い遊びってあんまりないです。だから、その分、回数が少なくてもインパクトがあるし、子どもにとっては体験したことを覚えておきやすいです。
でも、普段遊ぶ絵本とかおもちゃとかテレビとかって、生活上よく出てくるのであんまりインパクトはないです。
ちょっとココ、気にしておいてほしいです。
普段あまり経験しなくてインパクトのある遊びは覚えやすい……(ガチャガチャとかトランポリンとか遊具とか。)
反面、普段よくする遊びってあんまりインパクトがなくて記憶に残りにくい…ってことです。
つまり、普段遊ぶことってよく出てくるし、子どもにとって生活の一部みたいな感じだから物への意識は自然と薄れがちってことです。
だから、子どもが普段の生活で覚えてくれない言葉とかやりとりって、大人は教えたいことを繰り返したり強調したりして、なんとか覚えてもらおうって思う人って多いんじゃないかと思います。
子どもの発達が心配な人は、犬をカードとか絵を見せて何度も教えることもあるだろうし。
でも、本に書いてあることとか、専門の人に言われるのは”遊んであげてー”とか”○○って声をかけてあげてねー”とかです。「十分、声はかけてるんですけど…。」ってなります。
んで、結局どうするの?
”経験したことを、当日~1日後の間でもう1回経験できるようにする”…ことを試してみてください。
ガチャガチャなら、ちょっともったいないかもしれないけど、9/8の午前にやったなら、9/8の夕方~9/9の夕方あたりまでにもう1回やってみるとか。
公園とか、何かしらの遊具とかボールで遊んで楽しいなら、同じようにその日~次の日にまた遊んでみるとか。
そこで、ぜひやってほしいのが、「またガチャガチャする?」とか「またすべり台する?」とか言ってほしいし、その場所に行ったら「ガチャガチャあった~!」とか「やったー。すべり台や~!」とか、わざわざ言葉を入れて喋るのを、ホントにぜひ、もう…絶対やってほしいです。
子どもは経験したことを覚えるだけじゃなくて、そこで”あ!またアレで遊べる?!”ってなります。
そこで、”ガチャガチャ”とか”すべり台”っていう言葉がくると「(アレのことかな?)」ってなります。
これって時間が空きすぎると、アレ=何かわからないってなるので、当日~1日後あたりがいい時期かなって思います。
ちなみに、主張が強い子には、ガチャガチャみたいな楽しすぎる遊びは覚えやすい反面、逆に制御が効かなくなって大人の地雷になるので、大人の体力があるときにしてください。
ちなみに、うちでは家から少し離れたところにトッピングを選べるソフトクリームが売ってます。
この頃、大人の疲労感から2日連続で買う機会がありました。…お腹冷えます。
はらぴーは、1日目嬉しがって食べて、なくなると泣いてました。
<また今度な。>と言って帰りましたが、近くに行く用事があって…2日目。
<あ!ソフトクリーム……あ!見て、ソフトクリーム!……食べる?>
「あ!(満面の笑み)」
<ソフトクリーム……食べる?(ちょっとじらして遊ぶ大人。)>
「うふふふふふ(嬉しい感情がこぼれ落ちてる。)」
…というやりとりの結果、全部言えないですが、ソフトクリームの言葉を獲得しました。
意識して経験したことを、近いうちにまた経験してもらう…よければどうぞ。
フォームミルクに初チャレンジするはらぴー。
コーヒーをよく飲むうちでは、牛乳の減りがハンパじゃないです。
別にどうでもいい話題ですが、今回ははらぴーがその牛乳でミロ(麦芽のココア的なやつ)を初体験したときの話です。
ネスプレッソの機械を衝動買いして、フォームミルク入りで大人がコーヒーを飲むので、はらぴーにもお楽しみであげよっか…という話になりました。
<あ、ミロやってみよか。>
<あーいいんちゃう。>
<おー、どんなリアクションするかなー。おいしいリアクションかなー。>
ワクワクしながらコップに入れてあげると…
「(ゆっくり飲んで、おヒゲのようになる)」
<(じっと見る親。ちょっと怖い。)>
「…………………………………コップ~。」
<あ~、そうなん。コップやねー。>
<ミロ悪くないって。>
<そうやね。>
いろんなことに挑戦するチャンスを作るって、成長するにはめっちゃ必要。
大人は子どもと遊ぶとき、普段ならあんまり深く考えて関わり方を変えたりしないんじゃないかって思います。
うちは基本的には変えませんが、上の話題みたいに意識して覚えてほしいことは何度も同じ経験ができるようにします。
でも、それって結構意識するのしんどいし、そんなこと普段からしてたら育児がしんどくなるので、ほどよく勝手に学んでもらうためにも、”手を伸ばして初めてのことが経験できそうなことがあればさせてみる”っていうのがオススメです。
手を伸ばしたらガムテープがあって引っ張って遊べるとか、手を伸ばしたらamazonの段ボールがあって、上に乗せて大人は座りながら50センチくらい引っ張るとか、やったことない遊びをしてみたらどうかなって思います。
子どもは新しい経験から勝手にいろんなことを学びます。年齢に合った遊びはいいかもしれませんが、年齢に合ってない遊びからも視点は違いますが、いろんなことを学ぼうとします。
子どもを育てる遊びとか訓練とかでも、大人のねらいと全然違うところを勝手に学びます。
大人は子どもを完全にコントロールできないっていうことなんだろうなーって思います。
あの、、強引に締めますが…………やったことないことをやってみよう!
具体性がなくて困惑しています。。。
ブログを見ている人から、困惑の声が聞こえてきそうです。
でも、…私も困惑しています。
何かって難しいんです。なんでもおーけー。でも、それってわかりにくい。
なので、1つ提案。
普段、子どもと遊ぶ人が子どもに渡そうとしないもの。
それを子どもに渡してみてください。もちろん危なくないものです。
うちは、ハンガーとか洗濯ばさみでした。
この頃って、保育園とかでもS字フックとかで遊んでました。なんでも興味を持って触って試して遊びます。
なので、<これはおもちゃにはならへんわー>と思う物を渡してみてください。
たぶんいくらか興味を持ってくれるんじゃないかな。
よければどうぞ。
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合同会社うちもだんLabo.
~こどもとおとなの発達・心理研究所~
TEL:050-5578-8374
e-mail:uchimodern@gmail.com
うちでは奈良市の大和西大寺駅近くや交野市の交野市駅近くで、子どもの発達を伸ばすあそびの教室をしています。そちらも、興味がある方はよければホームページからご覧ください。
遊びながら言葉の理解や表現,コミュニケーション,気持ちの理解,自信や好奇心などを身につけてもらうことを目指しています。
あそびの教室だけじゃなくて、ブログのことやお子様のことでも何か聞きたいことがある方も、よければご連絡ください。