お友達との貸し借り、できるだけ早く覚えてほしい。今できることって?~1歳10ヶ月1週目~
このブログは、わが子(はらぴー:仮名)の成長をだいたい1週間ごとにブログに書いたものです。この年齢で、どんなことができるのかとか、発達的にこの時期ってどんな成長をするのかなどを書いてみました。
知育玩具とかを買ってめちゃくちゃ遊ばせることもいいですが、普段少し意識して声をかけるだけでも、子どもはしっかり成長します。
そんな普段できることも混ぜて、ブログを書いてみました。よければ、チャレンジしてみてください。
目次
その遊具は僕のです~と、言うかのようなはらぴー。
ーーーーー
わが子(はらぴー):「 」
親:< >
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。
ーーーーー
ある日…
いつもと同じ公園だとマンネリ化&大人が楽しくないということで、家から少し離れたところを選んでお出かけがてら遊びに行ったときのこと。
<ここ、ネットに遊具多い感じであったけど、あの端っこにあるあれ?>
<敷地広いから、なんか遊具少ない感じするな。>
<でも、まだ人来てないから遊びやすいなー。>
<はらぴー、よかったね~。>
「う~ん。」
<でも、遊具もっとあってもよかったよな~。>
「う~ん」と、わざと反対のことを言っても、返事だけするはらぴー。
公園には、車型のハンドルが回る2人用の遊具。うんてい。アスレチック的な遊具がある。
<よし、じゃあ行こー!>
最初はアスレチックへ。
<よし登って。>
「あ˝~ぁ~~」
<なに~な~もう?あ、水たまり?>
<昨日ちょっと雨降ったもんな。>
<いけるいける!ゴー!>
「あぁ˝~。」
<嫌なん?>
「い~や~。」
<どこハッキリしてんねん。>
と、アスレチックは結局ほとんど遊ばず。
別の遊具で…
<あ、あれは?>
車型の遊具が見えて、はらぴーは走っていく。
座って、ハンドルをくるくる回してたのしそうなはらぴー。
<よかったねー。>
<もう、アスレチックあかんかったら、今日これしか遊ぶものないで。>
<お~い!>と親に手を振る。
「お~い!」と一緒に手を振る。
<お~い!>と振り返す。
楽しそうにず~っと遊ぶ。
<次行こっか?>
「(大人の声を聞いていながらノーリアクション。)」
<よくわかってるなー。>
結局、他の子も使う可能性があったため、早々に撤収。
はらぴーは違う遊具で遊んでいると、車型の遊具で遊ぶ子供がいる。
「あ~!」
<お友達遊んでるね~。>
「あ~ぁ!」と泣きそうになる。
<あのおもちゃ、順番やで。>
と言っても通用するわけはなく、視界から遊具を隠して、
<よーいドン!>で、他のところへ行って気をそらす。
とりあえず、なんとか気はそらしてくれるはらぴー。
これから始まる、自分の物ブーム。
ブームというか、自分の物と人の物を学ぶ時期と言うんでしょうか…。
子どもからすると、子どもが1人目であればなお、目の前の物が自分の物という気持ちにはなりやすいと思います。
「だって、遊びたい物言ったら、両親揃ってそれで遊ばせてくれるやん。」
<いや、でも順番やから、いつも待ってから遊んでるやん。>
「順番で待ってる感覚とかないし。」
…みたいな。
子どもからすると、目の前の物を待てば使える感覚とか、人が使ってから使える感覚とか、この頃にはまだ理解できません。
なので、どうしても「取られたー!」みたいなリアクションって多くなります。
これから3歳近くまで、独り占めしたいとか、いろんなことを経験します。
みなさん、お疲れ様です。がんばってください。
で、今回は先を見通して「自分の物やから使わんといて!」みたいな、子ども同士で一緒に遊べない感じが、少しでも早く落ち着くように関われたらと思ってやったことを紹介します。
大人同士とかご近所同士の関係とかを考えると、大人にとっても早めに「どーぞ」ができると、安心するかもしれません。
【 とにかく説明。手短に説明。子どもが、大人+遊びたかった遊具の2つを見ながら話せる位置で説明 】です。
今後遊具で一緒に遊んで、たまにお友達におもちゃを譲るようになるまで、ここから1年ほどかけて子どもは成長していきます。
1年の最初の半年は、物事の理解力を増していく。つまり、おもちゃを貸してあげることを、頭では理解できるところもまで成長していきます。
残りの半年で次は気持ちの整理をして、頭と気持ちで理解して整理できた時点で遊具とかおもちゃで一緒に遊べるところまで成長するイメージです。
なので、2歳中頃~後半ではイヤイヤ期で、頭ではわかっているけど、とりあえず嫌だったり、床に寝そべりたくなるくらい感情を強く感じるまで成長したけど、まだコントロールができない=床に寝て泣く…みたいなことになります。
(みんな、理解も気持ちも同時に成長しますが、こう書くほうがイメージが湧きやすいかと。)
今は1歳10ヶ月で、理解力も気持ちの整理も難しいですが、これから先にどんどん理解力が増していくので、まずは<遊具はみんなで使う物。>っていうことを説明して少しずつ理解してもらえるといいと思います。
きょうだいがいると、嫌でも理解も気持ちも整理させられる環境になるので、割と貸し借り等できるのが早いイメージですが、1人っ子やお子さん1人目であれば、まずは説明をしておくといいと思います。
”手短に、大人と遊具を見える位置で説明する”理由は、この頃の子どもは言葉で理解できる子もいますが、まだ目で見て「(両親はどうやら遊具のことでなんか言ってるなー。でも、あの子に遊具使われたくないんやけどな。)」みたいに、なんとなくで学んで、似たような経験をたくさんして遊具はみんなで使う物と理解していくように思います。
なので、子どもの後ろから<みんなの!>とか<順番!>とか言って聞いてくれてたらいいですが、せっかく子どもに伝えるなら、10回中6,7回くらいは伝わってほしいので、伝わりやすいようにこんな伝え方を紹介したいです。
よければやってみて、子どものリアクションを見てみてください。
泣いたり怒ったりして反応がわかりにくいですが、なんとなく伝わったときは、子どももわからなくてもなんとなく頷いてくれたりするんじゃないかと思います。
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合同会社うちもだんLabo.(うちもだ)
TEL:050-5491-4447
e-mail:uchimodern@gmail.com
うちは、奈良市の大和西大寺駅近くで、勉強とか遊びを通して子どもの発達(社会性,コミュニケーション力,言葉とか状況判断力など)を伸ばしていこうっていう教室をやっています。
勉強では、実際に勉強や宿題をしながら、講師がどうしたら上手に字を書けるかとか、文章を上手に読めるかという学力というより勉強の仕方を見て、たまに保護者の方に伝えて普段の宿題のときに気にかけてもらったりしています。
他にも、子どもたちの能力を見立てて、苦手なところを伸ばせるように講師がおもちゃを作って遊ぶことなんかもしてます。
奈良市は発達が少しだけゆっくりとか偏りがある子が、遊びながらトレーニングするところって少ないです。なので、実費ですが、習い事として誰でも行けるところを用意してみました。
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