理解しているようで理解していない、この時期の子どもたち。〜1歳10ヶ月4週目〜
このブログは、子どもの様子を1週間おきに、たまに抜けながら記録したものをブログにしています。
そのときにあった、なにげない会話を書いています。
発達的にどんな時期とか、どんなことをすると発達的にいいのか的なことも書いているので、よければどうぞ。
目次
母親が仕事のときに悲しむはらぴー。
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わが子(はらぴー):「 」
親:< >
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。
ーーーーー
ある日…
休日に出勤する母親。時期的に、お母さんと離れるのは寂しい時期。
<お母さん、いってらっしゃーい。>
「あ〜〜〜!」
<またねー。>
「あー!あー!おかあしゃ〜ん。」
<あー、行っちゃったな〜。寂しいな〜。>
「おかあしゃ〜ん…(泣)」
<な〜、すぐ帰ってくるから、またそのときに会おーな〜。寂しいな〜。>
「おかあしゃ〜ん…(泣)」
<な〜、うんうん…。>
「おかあしゃ〜ん…(泣)」
<な〜、寂しいもんな〜。>
「おかあしゃ〜ん…(泣)」
<ん〜、ん〜。な〜。>
…と、このまま何度も同じやりとり。
徐々に寂しい感じが薄れていってるのか、声が少しずつ小さくなり、泣き声も収まってくる。
<なぁ、またお母さんお仕事終わったら会おーな〜。>
「おかあしゃ〜ん!(泣)」
完全にはらぴーに追い出させてしまった父親。
「おかあしゃ〜ん…(泣)」
<………(思い出させておいて、ずっと泣いてるはらぴーにそろそろ疲れる父親。)………なぁ〜。>
振り絞って出した言葉が“なぁ〜”で、自分が疲れてきてることに気づく父親。
<そうや!今からスイスイお魚見に行こっか!>
完全に魚で釣ろうとする父親。
「おかあしゃ〜ん…(泣)」
<ごめんなさ〜い…>
結局、魚屋さんに着いて、魚を見るまで悲しみにくれているはらぴー。
せっかく落ち着きかけてたはらぴーに、母親を思い出させたことを後悔する父親。
先に経験。後から理解。
この頃、両親がいなくなるとよく泣いてました。
そういう時期と言えば、そうなんですが。。。
この頃、ふと「仕事が終わったらお母さんは帰ってくるって理解できたら、もう少し寂しさってましになると思うねんけどな〜…」と思いました。
さてさて、ではでは。
こちらでは…
①先に経験。後から理解。…について
②子どもが過去の経験から先を考えられる頃って?
…この2つを書きます。
①
この頃の子どもは、単語とか大人の会話とかから、大人が何を言ってるかをこれまでの生活からなんとなく理解してくる頃です。
つまり、先に経験したことを、後から思い出して理解するわけです。
でも、その経験も1回経験したからって、また経験して過去の経験と結びつく…とかはまだ少ないです。
子どもの様子を見ていると、<え、そのタイミングでそんな単語言うって、前のこと覚えてたん?!>みたいに驚くこともあるし、適当に子どもがお話して<何言ってんねーん!>みたいなときもあります。
要は、まだ経験が身になりきってないってことです。
なので、いろんな遊び,いろんな適当な声掛け,いろんなやりとりを意味がわかっていてもいなくても、形だけでも遊びでやっていくことをオススメします。
楽しければ子どもは覚えると思うので、教えるのではなく、一緒にふざけた会話を楽しむという気持ちで。
イメージが湧かない場合は、1歳10ヶ月3週目で書いた、コップに書いてある字について、はらぴーとした意味不明なやりとりを見てもらって………何かの参考になればと思います。
しょうもないので、参考にならなかったらゴメンナサイ。
②
子どもが過去の経験から先を考えられる頃っていつか?って、いろんな意見がありますが、ここでは、「前やった○○やな~。」と言えるくらいの子どもの時期を書きたいと思います。
時期的には、3歳前(2歳後半)以降あたりかと思います。
この頃は、子どもたちは本当にあったことと自分の思いなどを混ぜこぜで喋るので、言いたいことがよくわからないときがあります。
でも、<お散歩行こっか?>「お椅子座ってジュース飲む~。」と過去にお散歩に行ったときに体験したことを覚えて話したりします。
他にも、<大きな駐車場のスーパー行こっか?>「行く~。またガチャガチャしたいな~と思って。」みたいな、日本語は変ですが、こちらも過去にやったことを思い出して言ったりします。
もちろん早い子も遅い子もいますが、1つの目安としてどうぞ。
それまで(3歳前後頃まで)は、<お散歩行こっか。>「お散歩行く~。」<また象さんの(遊具がある)公園行こっか。>と、1つインパクトのある特徴を言っておくことを意識して声をかけていけば、子どもなりに見通しを立てて将来を予測しやすくなるので、想像力とか理解力などが成長するキッカケになると思います。
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合同会社うちもだんLabo.(うちもだ)
TEL:050-5491-4447
e-mail:uchimodern@gmail.com
うちは、奈良市の大和西大寺駅近くで、勉強とか遊びを通して子どもの発達(社会性,コミュニケーション力,言葉とか状況判断力など)を伸ばしていこうっていう教室をゆるくやっています。
勉強では、実際に勉強や宿題をしながら、講師がどうしたら上手に字を書けるかとか、文章を上手に読めるかという学力というより勉強の仕方を見て、たまに保護者の方に伝えて普段の宿題のときに気にかけてもらったりしています。
他にも、子どもたちの能力を見立てて、苦手なところを伸ばせるように講師がおもちゃを作って遊ぶことなんかもしてます。
奈良市は発達が少しだけゆっくりとか偏りがある子が、遊びながらトレーニングするところって少ないです。なので、実費ですが、習い事として誰でも行けるところを用意してみました。
こちらもよければどうぞ。