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2歳のブログ

いよいよ2歳。2語文らしきものは、ぼちぼち出てるかな?~2歳0ヶ月1週目~

このブログは、1~2週に1回更新している、子どもとの実際のやりとりを記録したものです。

子どもの成長ってどんなものなのかとか、どんな遊びをしたら子どもの成長につながるのかを発達的に書いているので、興味のある方は見てみてください。参考という意味で、子どもが保育園でどんな遊びをしたかとか、仕事上いろんな先生方がどんな遊びをしていたかなども書こうと思っています。

こんな記事見てみたーい!的なことがあれば、メールでご連絡いただけたら書いてみます。そちらもよければどうぞ。

目次

一応2語文を使い始めるけど、言葉の使い方はパズルの組み合わせのようなもの。

ーーーーー

わが子(はらぴー):「 」
親:< >
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。

ーーーーー

ある日…

ソファに座っている親。そこに、はらぴーがソファのひじ置きによじ登り、ダイブして倒れてくるという遊びになる。
「にひひひひひ。笑。」
<危ないなぁ、もう。>
<めっちゃ楽しんでるやん。>
「(ダイブ後、ソファから降りて再度ソファの肘置きに。そしてダイブ)ひひひひひ~。笑。」
<はらぴー、行くなら”行くでー”って言ってくれないと。>
「(親の声は耳に届かず)」
<ストップ。(はらぴーのダイブ、親に阻止される)なんやった?>
「ん?」
<ん?…じゃねーわ。”いくでー”は?ダイブするときは”いくでー”やで。>
「いくでー!」
<そうそう。ばっちりばっちり!>
「(ダイブしてニコニコ。ダイブ後、またひじ置きへ)」
<なんかに追っかけられてるくらいのスピードやん。>
「(何も喋らないでダイブしようとする)」
<ちょ、ちょ、ちょ。待って。”いくでー”やで。>
「いくでー!」
<ナイス!(ソファから降りたはらぴーを一回止めてから)”いくでー”やで。おっけ?>
「うん。」言われたことにとりあえず頷く感じ。たぶん、何が”おっけー”かはわかってないと思う。
<じゃあ、もう1回ダイブ行こっか?!>
「うん!」とりあえずダイブに行けるということで嬉しそう。
「いくでー!」
<はーい!ダ~イブ!>いくでーと言ってくれたので、キッチリ大人もリアクション。
「ししししししし!笑。」
<めっちゃ楽しいな~。もう1回~!>
「もう1回~♪いくでー!」
<は~い!>
というやりとりを数回やる。毎回すごーいやと変わりないので、たまに”え?”とか入れてみる。
”え?”と言ってる大人に意味はなく、同じリアクションなら飽きるから”え?”を入れてみただけ。

<はらぴー。>
「しししししし。笑。いくでー!」
<ちょ、ちょ。はらぴー、次は”お母さん”、”いくでー”ってお母さんって言わなな。>
「いくでー!」
<お母さん、いくでー、って。>
「お母さんいくでー!」
<はーい。おいで~。>
<はらぴー。すごいやーん。>
このやりとりを2回ほどしたら、主語を入れることを覚える。
「お母さんいくでー!」
<………え…?今、ソファに座ってるの、お父さんやねんけど。>
<はらぴー。お父さんいくでー、やろ?>
<お父さんいくでー!>
<は~い。おいで~。>
こんなやりとりを、また2回ほどしたら、ソファに座ってる人を見て、ときたま間違いながら”お母さんいくでー!”、”お父さんいくでー!”と言いながらダイブする。

2語文がパズルの組み合わせってどういうこと?

なぜ、パズルなのかというと、子どもの理解の仕方が関係します。
子どもは2語文を使うとき、「言葉を2つくっつけたほうが、相手に理解してもらいやすいよね~」みたいなことは考えてないと思います。
単語を組み合わせたり連続で単語を言ったりしてると、大人に伝わりやすくって、どうやらそれがホメてもらえるし、なんだかいい感じなのだと気づいていきます。
なので、単語を2つくっつけることや、2つくっつけると相手に理解してもらいやすい経験ができるようにすることで、より2語文が上達していきます。


子どもからすると…
単語+単語=2語文です。ただの言葉の組み合わせみたいなことです。

大人からしたら…
主語+述語=2語文です。お父さん+お母さん…は2語文にはならないです。
でも、子どもからしたら単語+単語なので、お父さん+お母さんでも2語文になるという認識です。


何が言いたいかというと、子どもは言葉を合わせることが2語文なので、大人が主語+述語になるようにリードしてあげないといけません。

「ジュース」と言ってる子に、「お母さん+(1拍おいて)ジュース?」とか。「お父さん+ジュース?」みたいに、いろんな組み合わせを先に言って聞かせておくことが大事になります。

もし、子どもがジュースをほしくて、今まで「ジュース!」と言って親に伝えていたとしたら……
最初は「お母さん+ジュース?」とか、「ジュース+ちょーだい?」など、元の”ジュース”はできるだけ残して、その他(お母さん,ちょーだい)を少しずつ増やしていく方が2語文を覚えやすいです。


もし、それでもなかなか2語文にならない場合は、「お母さん+ジュース」を何度も伝えて言ってもらうと、徐々に2語文に近づいていきます。
この場合、「お母さんジュース」と「ジュース」を単語的に覚えてようとする子もいるので、「お母さんジュース」をある程度覚えたら、「お父さん+ジュース」「おばあちゃんジュース」など、主語を変えて、違うパズル(単語)が入っても伝わるってことを理解してもらえれば、より2語文に近づいていきます。

実際のやりとりとしては……
パターン①
「ジュース」
<ジュース飲むの?>
「うん。ジュース」
お母さんは、コップにジュースを入れる準備をする。
<(コップを持って、子どもの前で)お母さんジュース?>
「ジュース。」
<お母さん、ジュース…やね。どうぞ>
……という感じで、お母さんジュースちょーだね~っていう意味合いで、こういう伝え方はありだと思います。
場が変われば、「お父さんキッチンにいるから、ジュースもらっておいで。”お父さんジュース~って言っておいで」と言ってから、キッチンに行ってもらうのもありだと思います。


パターン②
「ジュース」
<はーい、ジュースちょーだいって言ってね~。>
「ジュース」
<ちょっと待ってね~。>
ジュースをコップに入れて準備。
<(コップを見せて)ジュース、ちょーだい…?>
「ジュース。」
<はーい。どうぞ。>
…こちらは、何かの言葉とちょーだいを組み合わせるパターンです。まだ2語文が出ていなくても、無理に言わせる必要はないです。
がんばって言わせようとすると、変に理解して余計混乱することもあるので、教えたいなら渡すときに<”ジュースちょーだい”…って言ってね~。はい、どうぞ。>と渡してあげるのを繰り返し経験できるようにしてあげるといいと思います。



成長してくると、そのうち「お母さんジュース」と言うので、渡そうとすると子どもが怒って、実は”お母さんも飲んでほしい”っていう意味だった………みたいなことも起こると思います。
そしたら、<あ、飲んでいいの?ほんなら、”お母さん+ジュース+あげる”とか”ジュース+どうぞ”とか言ってよ~。>みたいに伝えると、子どもは言葉の使い方を学んでくれると思います。
ざっくりまとめると、いろいろ日々経験ですね。

保育園での様子

この頃、保育園では、新聞紙に乗って引っ張ってもらったり、クレパスでぐるぐる~っと絵を描いたり、プラレールで電車を走らせたりしていたようです。
お店と物を準備して、大人がいらっしゃいませ~と引っ張ってあげると、お店屋さんごっこができる頃だと思います。
正確に言うと、<これくださ~い。>「どうぞ~。」というやりとりの連続なので、お店屋さんごっこモドキ…みたいなイメージでしょうか。


新聞紙で引っ張ってもらって遊ぶのは、家だと布団とか毛布に座ってもらって、それを大人がゆっくり引っ張れば、子どもはそれの上でバランスを取ろうとして楽しみながら遊んでくれると思います。
できれば、大人は毛布などを腰を曲げて低い姿勢で真横に引っ張って、子どもの座った姿勢が維持しやすいようにすると、子どもの成長にとって、筋力やバランス力という意味でなおいいです。
座る以外にも、仰向け,うつぶせなどをして、その流れで毛布を持ち上げてブランコ風にして遊ぶと楽しんでくれると思います。
…大人むっちゃ体力いります……。。。

ちなみに、引っ張るのはまっすぐからちょっとだけカーブしたり、反対側を持ってバックしてみるのもありです。ブランコ風にする場合は振り回すだけでなく、子どもの体を軸に上下左右にゆらゆらしてあげると、子どもの中で「縦に揺れてる~」,「横に揺れてる~」と、より体のイメージが持ちやすくて、怖さ半減、楽しさ倍増になると思います。
よければ、いろいろ遊んでみてください。