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2歳のブログ

三輪車をこげるようになるには?〜2歳1ヶ月3週目〜

このブログは、普段0〜13歳くらいの子の発達とか心理を仕事でみている親が、子どもの記録を元にどんな発達をしてたのかとか、どんな遊びだとより成長してくれるかなどを考えながら書いています。毎週、金~日曜日あたりで更新しています。

誰の何の参考になるかはわかりませんが、興味があれば見てみてください。

今回の内容は、子どもの三輪車をこぐにはどんなことが必要なのかを書いてみました。子どもによっては、三輪車はこげず、自転車はこげる子もいてるので、そのへんのことに興味があれば、見ても損はしないと思います。

目次

三輪車でうまく進めない…ある日。

ーーーーー

わが子(はらぴー):「 」
親:< >
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。

ーーーーー

三輪車に乗って、近くの公園に遊びに行くとき。
<おー、上手〜。すごいやん。>
「めんめん、まんまん。」
<ん?なに?>
「お母さんママ〜。お母さんママ〜。行って〜ん。」
<そやねん、お母さん、まだお仕事やねん。>
「お母さん…行く?」
<そうやな。お母さん、お仕事終わったらお迎え行こうな。>
「………しゅ〜(すべり台)、行くの?」
<うん。しゅ〜向かってるよ、一応。>
「しゅ〜行くの?」
<行くよ〜。でも、いつ着くかな〜、このスピードで。>
大人だと、ゆっくり半歩進んで3秒待つ…を繰り返しながら進むスピード。
「行けるかな?」
<行けるかな〜?>
「大きいの〜。」
<大きいのあるかな〜。>
「大きいの、しゅ〜した〜。」
<なぁ〜。>
「大きいの、しゅ〜。」
<なぁ〜。>
…みたいな会話をしながら公園へ向かう。

はらぴーがこの頃にもらったプレゼントの三輪車は”dax”という物。公式ホームページからダウンロードして上に画像を貼ってます。
【daxが売ってるところの公式HP】
https://www.idesnet.co.jp/d-bike-dax/

はらぴーはこれに乗って、少しずつ足でこいでいました。両足で少しずつこいだり、たまに片足ずつバラバラにこいだりしてました。

上の画像の女の子は、ハンドルにもたれてはいるものの、足でこいでる感がありますが、はらぴーはお腹が前に出て、全体重が前にいって、足で上手にこげてない状態でした。

蹴る力+体を支える力=三輪車をこぐ基礎力。

※こちらの画像も、公式ホームページのものです。

三輪車をこげるようになるには、ざっくり言うと蹴る力+体を支える力が必要になります。

▼蹴る力
しゃがんで立ったり、何かに登ったり降りたり、坂を上ったり下ったり…そんな経験をたくさんしてると少しずつ力がつきます。
他にもどんな動きでもいいですが、ポイントは体を使って遊ぶときに”関節が曲がる”ようにして遊ぶこと。
なので、上の遊び以外にも、スーパーボールを家で10個くらい投げて拾う遊びとか、外でボール遊びとか、すべり台の遊具を使う時に階段を登るだけでも、蹴る力はつきます。

三輪車をこぐことを考えると、膝を曲げて”前に”蹴る力が必要です。
まだ体がうまく使えなかったり、走るときに膝が曲がらなくて足が棒みたいになって走ってる状態の子は、三輪車で遊ぶのとは別に、体を動かす遊びをするといいと思います。


▼体を支える力
体を支える力でも、蹴る力に書いたような遊びをやっていると徐々に力がついてきます。体を支える力は、”重心移動”がポイントです。
しゃがむから立つ,坂道を上る下る,遊具で遊ぶことでもこの力は育つので、たくさん経験するといいと思います。

三輪車をこぐときには、(足でこいだときに蹴る反動で)体が後ろに行っちゃわないように体を支えないといけません。
関節を曲げてこぎながら、椅子の上で体を支える=三輪車に乗れると思うと、イメージが湧きやすいと思います。


はらぴーの場合、運動発達がゆっくりで、経験する時間もあんまり取れてないので、三輪車に乗るときは重心が前にいって、足は地面に、胸はハンドルにもたれかかってる感じでした。
画像の”2歳”の子のような姿勢が取れない状態でした。
とりあえず足の練習と慣れのために、ゆっくり足でこいで進んでいましたが、楽しくなくて長続きせず、結局、はらぴーと三輪車を抱っこするはめに…。。。

ちなみに、自転車となると、足から見てペダルが下にあるので、子どもによっては力が入りやすくって、三輪車を乗らずに自転車に乗る子がいます。


どんなタイプの子でもいいですが、もし三輪車に乗れずに困ったら、三輪車の中でも”dax”みたいな、椅子が長く座る位置が定まりにくいものではなくて、座面が決まっていて体を少し支えられるような背もたれがあるものとかを選ぶと、足や体の未熟さをカバーしながらいい練習になると思います。
それでもやっぱり難しい子であれば、アンパンマンのカートみたいな両足でこぐような車とか、ストライダーみたいなもので足を使って、足を動かすこと・全身でバランスを取ることから始めると、体の発達にはいいし、より上手に三輪車とか自転車を乗れるようになると思います。

オススメの遊びと、家や保育園での様子。

オススメの遊びは、絵本を一緒に読んで、できれば<カエルさんがジャンプしてるね~>とか、<バナナあぁ~~~ん…>と、絵本を使ってごっこ遊びをすることです。

この時期、「(ボールを持って)お母さんいくで~、それぇ~!」みたいな、大人が言った言葉を覚えてそのまま使うことが多くなる時期です。
なので、絵本を通して歌を歌ったり、絵本のことを話したりしてると、絵本からいろんなことを学んでくれます。
最初は<カエルさんジャンプしてるね~。>「カエルさんジャンプしてるね~。」という会話ですが、今後徐々に「またカエルさんジャンプしてるね~。」とか、以前2語文のときにお話ししたみたいな、「カエルさん寝てるね~。」と言葉を組み合わせて使ってくれるようになります。

言葉の使い方が上手になるためには、まずどんな言葉の使い方があるかを見て聞きながら覚えること…みたいなイメージでしょうか。。。


保育園での様子は、この頃似たような感じなので今回はスキップします。
家では、はらぴーは以前からアイスを分けてもらって食べてたので、このへんでスーパーにあるアイスのコーンを買ってきて、そこへチョコアイスを投入!1個丸々チョコアイスデビューしました。
<アイスとけるから、早く食べやー>って言っても、なかなか伝わらず。口周りにマジックでひげを描いたみたいな状態でニヤニヤして食べてました。

3歳~3歳半くらいで言葉の理解力がより高くなって、”重い”みたいな、見えない概念が理解できてくるので、「アイスがとけるから早く食べてしまおう!」って思ってくれて、大人がずっと見張ってなくていいのは3歳以降になってからかなーって思います。