手先が器用になることを目指す!〜2歳2ヶ月1週目〜
このブログは、子どもの成長記録をブログにしたものです。
わが子の話を一例に、今までの仕事で出会った親御さんや子どもたちのことも思い出しながら、どんなやりとりや遊びをすると、より成長しやすいのかを意識して書いてます。
よければ見てってくださーい。
目次
ご飯を手づかみでワイルドに食べる…ある日。
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わが子(はらぴー):「 」
お父さん:< >
お母さん:≪ ≫
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。
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ある日、仕事で帰りが遅くなったお母さんと、テレビ電話をしながらご飯を食べるシーン。
<ご飯食べてるよー…って。>
「ご飯食べてるよー。」
≪そうなん。今日は何を食べてるの?≫
「ん?」
<お母さんが、何食べてるのー?やって。>
「ん~~…ご飯。」
≪ご飯食べてんの。ご飯と~、他には何を食べてるの?≫
「ん?……何もない。」
<何もないわけではないな~。笑。ほんで、はらぴー、スプーンここにあんねんから、これ使って。はい。>
「うん。」
スプーンは握り持ち。手の平は下に、手の甲は上に向く方向で持ってる。手や手首を使うんじゃなくて、肘を前後して動かして食べてる。
≪スプーン使って食べてね~。おいしいね~。≫
「うん。(ニヤニヤ)」
<お肉とピーマン食べてるよ~って教えてあげて。>
「…食べてるよ~。」
<長かったみたい。。>
≪お肉とピーマン食べてるんかぁ~、へぇ~。≫
大人が喋ってる間、スプーンを置いて、お肉に巻いたピーマンをはがして、ご飯だけ食べる。
<ちょちょちょちょ、ピーマンも。はい。>
ピーマンを小さく切って食べさせると身震い。
<笑。>
「どうしたん?」
<ピーマンちょっと食べて身震いしてる。笑。>
≪笑。≫
<苦味とかかな。この気持ち、わからんでもないわ。>
≪確かに。≫
<はい、次は白菜やで。>
≪頑張って食べてね~。≫
「カタい。」
<どこがや。クタクタやわ。はい、どーぞ。>
「カタい~~。」
<じゃー、これくらいやったらな…食ーべーなーさーい~。>
イヤイヤ食べていく。
<やっぱり、はらぴー偏食やな。>
≪まぁ、両親の感覚過敏引き継いでるもんな。≫
<いらんとこばっかり引き継ぐやん。>
結局、この後もスプーンは使わずに手づかみで食べ続ける。
手づかみのときのはらぴーの手は、割と指先を使ってるけど、人差し指の側面と親指で挟んで食べてることが多い。
下持ち→上持ち→横持ちの順番で成長するおててたち。
手先が器用になることを目指すには、とにかく経験が多いほうがいいです。
どんな経験かっていうと、ブロック,お絵かき,折り紙など、できてもできなくても、物を握って操作する経験がいいです。
遊びだけじゃなくて、ご飯のときにコップやお茶を運んでもらったり、ご飯を食べるときのお皿をいつも使っていないものに変えてみたり(持ち方が変わる)して、いろんなものに力を入れて操作する経験もありです。
ちなみに、手先を器用にしていくには、いろんなものを持たせるだけでじゃなくて、肩・肘・手首・指を上手に連携して使うことが条件になります。
例えば、はらぴーが持っているような下持ちの握り方でスプーンを持っているとき、肩や肘の位置って高くなります。でも、これがスプーンが上持ち(手の平が上に、手の甲が下になる)だと、肘は下がって手首を使うようになります。さらに、横持ち(お箸を持つときみたいに手の甲が横になる)だと肩や肘だけじゃなくて、指先を使って物を持って、より器用に操作することになります。
…よければ大人も、お箸やスプーンでやってみてください。使う位置が変わります。
成長すると、赤ちゃんが手で食べるときのように、手の平で口に押し込んで口の周りがべちゃべちゃになる”手の平などの面を使う”手の使い方から、大人が指先でお箸やスプーンを持つように、”指先などの点で持つ”手の使い方になっていきます。
なので、手先を器用にしていくには、手の平や指先にしっかり力を入れて上から手に持つも大事になります。
【まとめると…】
①
肩から指先まで使う遊びやお手伝いをいっぱい経験できるようにする。
遊び→ボール投げ or 転がし,高いところによじ登る(遊具で遊ぶなど),ブロックや積み木・プラレールなど
その他→高いところの物を体を伸ばして取ってもらう,多少重いものを体と腕で抱える,NHK教育テレビでやってる体操をきっちり曲げ伸ばしして踊るなど。
②
器用さ=手先ではないので、ブロックや拭き掃除,小さいものだけじゃなくて、大きいサイズの物も積極的に持つことで、手先だけではなく、手の平などの面を使うこと。
①と②を意識して、あとは力を入れすぎるとか抜けないとか、個人によっていろいろありますが、一旦はここの成長を意識して遊ぶと器用さupです。
ちなみに、スプーンやフォークを下持ちから上持ちにするのは、2歳後半頃でこぼさず上手に食べるようになってきたら、上持ちにしてホメるなどして徐々に移行できたらいいと思います。
おすすめの遊び
おすすめの遊びは、上にも書いたと思うので、そのへんを参考にしてみてください。
ポイントは…
▼肩~指先を使う動きなら、なんでも経験になること
▼手先だけ使わせようとせずに、手の平含む、全体を使うこと
この2つを意識してみてください。
もし、砂を嫌がったり、べチャッと何かが手につくことを嫌がる子がいる場合は、何かを握ることを意識してください。
アスレチックのときの棒を握るとか、大きめのコップを両手で持って握ってもらうとかです。
はらぴーもコレで、遊具で遊ぶとき、手の平ではなく手首で体重を支えようとして何度も声をかけましたが、手の平の刺激を嫌がる子は声をかけても練習をさせても嫌がります。
年齢と共に機会があれば使わせてみて、少しずつ慣れるように長い目で手のひらを使うようにしていくほうが無難だと思います。