音や感覚などの過敏さはなくす配慮と少しずつの慣れを、気持ちの過敏さはうまくいった経験を。〜2歳2ヶ月3週目〜
このブログは、だいたい週末くらいに更新しています。
たまに休んだり、2個くらいの記事を一気にあげたりしていて、見ようによっては不安定なブログです。でも、わが子がよければ、小学校入学前までブログを続けたいと思ってます。
小さい頃から子どもの能力をできるだけ伸ばしたい!!って場合、どんなことがオススメなのかを書いてると思います。
よければ見てってくださーい。
目次
少しずつ人に関わり始めた、ある日…
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わが子(はらぴー):「 」
お父さん:< >
お母さん:≪ ≫
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。
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家に営業の人が来て、少し話を聞いているとき。
『こちらのお家であれば、このあたりがいいんじゃないかと思います。』
≪ん~~~、そうですかー。どうする?≫
<ん~~〜、ここもうちょっとどうにかならないですかねー??>
…みたいなやりとりを、両親と営業の人で話し合うこと、だいたい30分くらい。
はらぴーにはその間、少し離れたところでアンパンマンを見ててもらう。
30分くらい経ったところで…
話し合ってるところにトコトコ寄ってくる。
<どうしたん?はらぴー、今お話してるから、もうちょっとアンパンマン見ててくれへん?>
「あ!」
『アンパンマン見てるの?…うちの娘もアンパンマン見てましたねー。』
<へぇ〜。>
≪あ〜、そうなんですか〜。≫
両親の大人とのコミュニケーションの苦手さから、やりとりがすごいぎこちない。
「あ!見て〜!」
『アンパンマン…あ〜、バイキンマンやっつけてるなぁ。』
<はらぴー、アンパンマンがバイキンマンやっつけてるね〜やって。>
「うん。見て〜。」
<わかったわかった…映画版つけるから、そっち見てて。>
その後も、ちょくちょく顔を出しては「あ!」とアンパンマンを見せようとしたり、おもちゃを持ってきて見てもらおうとしたりする。
日頃、知らない大人がいるとじーっと見て近寄ろうとしないはらぴーなので、いつもと違った姿がある。
気持ちの過敏さ。これは結構引きずるし、長続きしちゃう。
気持ちの過敏さって何かと言うと、前回記事で言うと…
▼▼▼気持ちが揺れるとすぐ泣いちゃう系(内感)▼▼▼…のことです。
大人だったら音とか臭い,味覚などの過敏さがない or あるけど生活に支障はない程度の人が、周りの人や雰囲気に過敏になって、コミュニケーションがぎこちなくなったり、やり取りした後、ドッと体が疲れる体験をするなどの方です。
それが、子どもだと”ドッと体が疲れる”という体験より、”なんか疲れて”泣いたりわがままを言ったりする表れ方になります。泣いてる子を抱っこして「疲れたね~。もう眠たいね~。」って言われてる、あの子どもの状態です。
気持ちが過敏な子って、この”ドッと疲れた”体験を体で感じにくい or 感じやすくて、自分のキャパ(180mlの紙コップをイメージしてください)には収まりきらなくて泣いたり怒ったりしちゃう状態になりやすいです。
3歳以降でも続くことって、全然あるので、育てにくいって思うことも結構あります。
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以下は…
※気持ちのキャパを180mlの紙コップとしてイメージしてもらうこと。
※過敏じゃない子が、おやつを食べられない=30mlのストレスと感じるとしたら、過敏な子は50~80mlのストレスに感じること。
※紙コップが180ml以上になって溢れたら、泣いたり怒ったり、気持ちのコントロールができなくなること。
※紙コップが160~179mlなど、あふれ出すギリギリの場合は、拗ねたり、グズグズ言うことが増えること。
※過敏な子でも…
【Aタイプ:30mlを50~80mlなど過敏に感じて、紙コップがすぐにあふれ出す子(気持ちのキャパがそもそも少ない。2歳~3歳の子に多い)】と、
【Bタイプ:自分がどれくらい紙コップに溜まってるかがわからない子(そもそも自分がどれくらいしんどいかがわからない or 違うことに気が移って気づかない。4歳以降に多い)】
大きく分けて、この2つのタイプがあるとイメージしてください。
…このへんを前提として話を聞いてください。
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この記事の2歳前半の子は、まだ赤ちゃんの延長みたいなところがあって、自分の思い通りにいかないと泣いたり怒ったりするので、キャパ自体がまだ少ないです。イメージ的には180mlより少なくて、90mlの紙コップみたいな感じです。
それが、何度も泣いたり泣かずに踏ん張ったりして90mlのキャパが100ml→110mlと、徐々に180mlに近づいていきます。
同時に、理解力も増してくる時期なので、こけたときに思った以上に痛くない…と頭で考えられると、30mlのストレスを30mlと妥当に見積もれるようになります。
結局、何が言いたいかと言うと、気持ちの過敏さって、過敏さだけじゃなくて物事の理解力も過敏さを抑える1つの要因になるってことです。
つ~ま~り~…何に気をつければいいかと言うと。
過去記事のような関わりを意識する以外にも、”できた!”っていう自信を持ってもらって、自分の気持ちを立て直して、自信を持つということが、気持ちの過敏さを少しでもマシにする大事なポイントの1つです。
そのために、下の2点を意識してみてください。
①理解力・見通し力up
過敏な人にとって、自分が嫌なことは、何がどうなったら、いつ去っていくのかを考える前に泣いてしまうことや、落ち着いて考えても嫌なことがいつなくなるかなどを想像できないことって多いです。
なので、過去記事に書いたかもしれませんが、声かけするときには、
<○○したら◇◇なるなー>とか
<お母さん○○って言ってるから、◇◇ってなるなー>など、
できる限り、“何をしたら次がどうなるか”を意識して声をかけてください。
●お風呂入ったから、喉渇いたな~
●お買い物行ってお肉買ったからご飯作れるな~
●お腹減ったからご飯食べなあかんな~
●こけたけど、がんばって泣くの我慢したから、お母さんホメてくれたな~
●お水かかったけど泣かずにがんばったから、ジュース飲もっか~
●ご飯熱いから、フーフーせなあかんな~
…など。
特に決まりはないです。
ご飯が熱かったときに、<あ、ごめん、熱かったな。>とだけ言って、大人が気を利かせてフーフーしてるかもしれません。
こけて泣かなかったときに<強い!>とだけ言ってるかもしれません。
ちょっと意識してみて、声をかけるようにしてみてください。
もし、このへんがイメージしづらくて難しい場合は、誰かに今日あったことを報告してください。
両親のどちらか、祖父母、他人など、誰でもいいので、<はらぴー、今日こけたけど泣かなかったから、お母さんがすご~いってホメたよな~>などです。
誰かに話すと、何がどうなったかを解説する必要があるので、自然と見通しが立つように声をかけられます。
このへんは、3歳以降の言葉とか状況の理解力upに特に生きてきます。
タイトルの年齢の子でも、すでに3歳の子でも、意識して喋るといいです。
②気持ちの寄り添いを適度に区切ること
親子が離れるときとか、こけて痛かったときなどの状況で見ることがありますが、
<寂しいな〜>とか<痛いな〜>って、声をかけ続けすぎることは、個人的にはあんまりオススメしません。
気持ちの過敏な子って、ただでさえキャパオーバーになりやすくて、気持ちに踏ん切りをつけるのが難しいのに、
大人が言い過ぎると、寂しさとか痛みばっかりを気にして、気持ちになかなか踏ん切りがつかないからです。
保育園とかで年度初めに子どものことが心配で、親がすぐに預けて帰れないときとかもこれに近いです。
子どもの気持ちが引きずりやすいって相談があったとしても、親の何かの理由でズルズル話を聞きすぎてしまったり、頻繁に大丈夫か気にしすぎたりしてることも少なくないです。
じゃあ、どこで区切るかというと…
【泣いてる声のギャー!!の声が少しおさまってきたとき】です。
泣き止むことを求めると時間がかかってズルズルします。
でも、やっぱり心配!!という方は、10〜15分を目安に区切ってください。→注意をそらしたり、気分を変えたりして。
育児をしてると、関わるときはなんとか泣き止まそうとしたり、また泣かれることにイライラしたりします。
難しいのはわかってるんですけど、大人はできるだけ1回深呼吸して落ち着いてください。
それだけでも落ち着いて話せて、子どもが話を聞いてくれやすくなるときもあるので。
最近、過敏さとかのテーマがしつこいので、次回はまた少し違う内容で更新しよっかなーと思います。
またよければ見てみてください〜。