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2歳のブログ

2歳の子からチックが出たので、調整しながら遊んでます。〜2歳3ヶ月1週目〜

このブログはたぶん毎週末に更新している、子どものブログです。わが子のことを通して、この時期の子どもの様子とか発達の具合を書いています。

今回の話題は、はらぴーが2歳でチックっぽい様子があったので、そもそもチックってなんなのか?みたいなことを書いてます。

よければ見てってくださーい。

目次

頭の処理がいっぱいになってチック的なのが発動したある日…

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わが子(はらぴー):「 」
お父さん:< >
お母さん:≪ ≫
親以外の大人:『 』
※上のカッコで実際のやりとりを再現します。

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この時期、はらぴーが「お肉ぽーい!」と投げて、大人が食べる遊びから、
「にゃんにゃん(猫)ぽーい!」と誰かに投げると、投げられた人は猫になるみたいな…
キノコがマリオに当たってでっかくなる…みたいな遊びが流行っていました。

「にゃんにゃんぽーい!」
<にゃ~~~。猫になっちゃった!>
<じゃあ、はらぴーには(アンパンマンの)チーズぽーい!>
「あんあーん!」
<はらぴー、チーズになったやん~。お母さんにも投げてあげて。>
「お母さん、にゃんにゃんぽーい!」
≪にゃ~~~。はらぴー、お父さんにゴリラさんぽーいしてみて。≫
「お父さん、ゴリラさんぽーい!」
<うっほうっほ!うぉー!!!>
≪はらぴー、ちょっと怖がってるやん。笑。≫
「笑。ゴリラさん。。。」
≪あ、(テレビに)おさるさんいてる。はらぴーにおさるさんぽーい!≫
「うっきーうっきー!」
<お父さんはゴリラさんぽーい!>
「うっほっほー!」
≪あ。テレビ終わったね。≫
「テ、テレビ見よ〜。」
両肩をカクカク上げ下げする。
<あ、やば!遊びすぎた!笑。>
≪やりすぎて出てるやん。笑。≫

チックはストレスだけじゃなくて、頭の交通整理がうまくいかないときにも出るもの。

はらぴーの場合、この時期に肩を上げ下げするチックが出ていますが、実際は1歳後半から出ていました。
初めて見たときは、
≪今、肩こうやってカクカクしてたよな。≫
<うん。出てた。やっぱりはらぴーは過敏やな~。あんまり一気にいろいろ言ったったらあかんな。>
≪そうやな。ちょっと待ったりせなな。≫
って会話をしていました。


なんでこういう会話をしているかって言うと…
チックって体や目、声など、いろんなところをピクピク・カクカク動かしたりします。
世の中的には、チック=ストレスとか親が怒りすぎてる…みたいなことを言われてて、実際にそういうケースもあるんですが、感覚的に過敏・敏感な子、または特定の感覚に注意がいきやすい子という、生まれ持ったものに何かしらのストレスがかかると、その特定の感覚の部分にチックが出るというイメージが近いんじゃないかと思います。

チックにもいろんなパターンがあります。
※下に”ストレス”って書きますが、ストレスは保育園・幼稚園・学校での生活、友達との仲、家族との関係など、いろんなことを指すので、まずチック=親のせいとか、心因性という発想は一旦お控えください。

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▼▼▼チック①(ストレスを感覚で解消しよう、または感覚に出る人)▼▼▼
昔からよく口に物を入れてる子なら、口で音を鳴らすチックとか…
触られることに敏感な子が指を動かすチックとか…
など、その子が持ってる感じやすい感覚のところに症状が出る子がいます。
ただ、実際は口=口で音を鳴らすみたいな、そんなに直結してないケースも多いです。

目のチックが出る子は、目に過敏性があるわけではないですが、つぶったときの目の感覚が感じやすくて、一時的に少しスッキリするのかもしれません。

大人なら、首をバキボキ鳴らすとちょっとスッキリする人が、仕事疲れでつい首をバキボキ鳴らしてしまうとか…
喉がつまった気がして、つい喉を伸ばしたり口を大きく開けてしまうとか…あるわけです。

その言動をすると、感覚的にスッキリするので、子どもも日々の疲れとか嫌なことがあるとどこかしらに出やすくなるわけです。

何が言いたいかというと、チックが出る子って感覚に過敏性がある子が多いってことを知っておいてほしいってことです。


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▼▼▼チック②(頭で処理することが多すぎて、頭の中でスムーズに伝達されずにチックが出る人)▼▼▼
吃音とかでも、このパターンの子います。
ちなみに、はらぴーは2歳後半には、「はらぴー、は、は、、、はらぴーは、はらぴーは…」と喋りだすまでに時間がかかってたので、ゆっくり待って、はらぴーが頭の処理をきっちりして考えを言葉にするのを結構待った記録があります。

普段、大人は聞いて→考えて→喋って…という流れを作って喋りますが、考えて→聞いて→考えて→喋って…と、
頭の使う順番を変えないといけないときがあります。

子どもが大人に何かの指示や話をいっぱい言われすぎたり、喋りたいのに止められたりすると、ペースや考えることが変わって、ストレスに近いものになり、チックになるパターンもあります。
上のはらぴーのやりとりのパターンは、これです。


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チック①,②で、チックが出た場合の対処は、とにかく子どものペースを守って、時間や間を取るために、大人がいつも喋りかけるタイミングや喋るスピードを半分くらいに落としてください。

チック①のときは…
感覚の偏りは、その子が30%で受ければいいものを、頭が80%として大きく感じてしまいます。
なので、強いて言えば、同年齢の子が受け入れられるものでも嫌がることがあれば、それを特定して、一旦は4歳までは避けるようにしてください。

発達の遅れがなければ、4歳なら理解力が増して、本気の苦手とワガママに見分けがつくようになってくるので、無理強いしないといけないときと、してはいけないときの見分けがつきます。
そのときに、やっぱり苦手なことなら、次は半年くらいのペースで避けてから、受け入れられるか様子を見るといいです。

感覚は根性では緩和しなくて、脳の成熟と年齢が上がることで緩和するので、外で遊ぶのをオススメします。
体を動かす=体だけじゃなくて、少なくともいろいろ考えながら遊ぶので、頭と体のどちらにも成熟のメリットがあります。

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チック②のときは…
こっちは特に待ってください。
大人が代弁すれば、もしくはさっさとやれば早いので楽ちんです。
でも、ゆっくりでも確実に頭で聞いて考えて喋るなどの処理をすることで、そこが強化されます。
なので待って、最後まで処理させてあげてくたさい。

この時期に、大人が子どものことを早く汲み取って代弁するときは、表現したい言葉やその方法を知らないときです。
それ以外は、頭の中の引き出しから、過去に聞いた言葉を出してきて並べる作業をしてるから遅くなってて、それを待たないといけないと思ってください。



この他にも、心因性のチックとかありますが、この時期の子どもは上の2つのパターンで考えることがほとんどで、小学生以降でもこの考え方って多いと思います。
なので、ガッツリ心因性のチックは、またそのうちどこかでお話したいと思います。