イヤイヤが半端じゃないです。大人が疲れる。子どもは何をどうしたいのかがわからない。。。~2歳10ヶ月の相談~
このブログは月1回くらい更新してます。少しペースを上げたいと考えながらも月に1回…。
そんなもんだと思って見てもらえるのがいいと思います。
ただ、内容は実際の相談であった複数のことを混ぜて書いてます。更新頻度はいいかげんですが、内容はたぶんキッチリしてます。よければ見ていってください。
目次
- ○ 最近イヤイヤがかなりきつい。子どもも何をどうしたいかがわからなくて、大人もどうしたら楽になるのかわからない。
- ・時期的には、我が出てくるので自分の意見が強くなる。=大人のペースで動いてくれなくて、ちょっと気難しくなる時期。
- ・じゃあ、どうしていったらいいのか。。。
最近イヤイヤがかなりきつい。子どもも何をどうしたいかがわからなくて、大人もどうしたら楽になるのかわからない。
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「 」:子ども
『 』:保護者の方
< >:わたし(相談員)
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タイトルのことで来所。すでに廊下から泣き声が聞こえる。
『もう。。。ほら行くよ。』
「わぁ~~~~(泣)」
と、子どもはその場から立とうとしないし、泣き止みそうな気配もない。
<大変ですね~。>
『外に行くと、いっつもこうなんですよ。』
<あらあら。ちなみに、今はなんで泣いてやるんですか?>
『ここに来るまでに階段がいいって言うから登ってきたんですけど、もう1個上の3階に行きたいって言いだして、何もないって言っても全然ダメでした。』
<行くったら行く!!…みたいなね。>
『言ったらきかない。』
<それが毎日やから、さすがにうんざりしますね。笑。>
『もう…。笑。』
みたいな会話をしながら、子どもをお迎えに行って、なんだかんだで3分くらいしたら移動できる。今日は知らない人もいるから、めちゃくちゃ早いと。いつもなら10分くらい動こうとしなくて、周りの人に虐待してるんじゃないかとか思われそうで、それも嫌…という状態になると。
相談が始まると、ちーんと座り、さっきまでのことがなかったかのように落ち着いてお絵かきをしてくれてる。そもそも、お絵かきなんてことも普段あんまりしなくて、外で他人がいるからとりあえずやっているとのこと。
普段、家では機嫌を損ねるとギャー!!と大泣きしたり、その場でうずくまったり、動こうとしなかったり、ありとあらゆる手を使って抵抗する。その割に、外ではいい子ぶったりして、その疲れが家で出ているとわかっているにしても、その反動がすごくてしんどい。
でも、敏感なところもあって、ほんのちょっとしたことで泣いたり、1回怒っただけで泣いたり、ちょっとしたことで泣く…とのこと。
子どもが遊んでいるときは、落ち着いてかしこくお絵かきをしてるけど、逆に静かすぎ。お絵かきのときの色を選ぶときには親の顔色を伺うこともある。親としては、こんなふうに見てくることも、自分が怒りすぎなんじゃないかと思うときもある。
絵の中身はぐるぐる線を書いたり、丸の中に丸を描いたりしている。大人が丸の中にさらに丸を描いて<アンパンマンやなー>と言いながらマネしてもらってもスムーズに描ける。
一見、かしこく一緒に遊んでいる感じではあるが、笑顔はほとんどなく、自発的に何かをしようという様子はほとんど見られない。
時期的には、我が出てくるので自分の意見が強くなる。=大人のペースで動いてくれなくて、ちょっと気難しくなる時期。
この時期って我が強くなります。この子の場合、本来は強めの我があるし、さらに我が出る時期なのに、それが出ない時点で、かなり緊張してたんだろうなって思います。
でも、一見かしこくしてるので、周りには理解されにくい。このへんが、保護者の人が苦労するところなんだとも思います。
ネットとかには、「自我が発達してきます。2歳後半には少しずつ落ち着いてくるでしょう。」みたいなことが書いているサイトなどもありますが、親の感覚としては落ち着く雰囲気なんて一切ありません。むしろ強くなるばかりだし、いつになったら終わるの?みたいに思いながら、気がつけばきっちり話せる4歳になってた…なんてことになるんじゃないかと思います。
この時期は強いて言えば、いつもなら5回くらい声をかけて、ようやく次のことに移り始めるというタイミングが4回になるなど、ほんのちょっとしたことですが、気持ちの整理ができ始めることはあります。
でも、それもタイミングとその時の調子+時間に追われるなど、子どものペースで物事を運べないときは、いつも通り崩れて泣いたり拗ねたりすると思います。
申し訳ないんですが、イヤイヤは4歳になる頃の頭でいろいろ考えられる頃までは続くと思ったほうがいいかもしれません。それまで、もちろん徐々に落ち着きが早くなったりしますが、自分の意思をなかなかコントロールできないことは続きます。
ちなみに、3歳は無謀にいろんなことをチャレンジして失敗して泣くみたいなパターンが多いです。ただ、この2~3歳の見通しが立たずにチャレンジして失敗と学習を繰り返すからこそ、理解力や気持ちの立て直し力がアップすることも知っておいたほうがいいです。
この時期は、特にコントロールしたいけど、うまくできずに泣いてどうしようもなくなる時期です。やりたいのにうまくいかない。でも、やりたい形はあるから、大人の言う通りにはしたくない…そんなことが本格化していくので気難しい時期です。
そんな中、子どもは無謀なチャレンジとか、自分なりにいろんなことを試みますが、結局うまくいかずにどうしたらいいのかわからなくなることが多いので、しんどいですけど大人が子どもの気持ちを乗せて引っ張っていかないといけなかったりします。
ただ、子どもからすると、それでも”自分の思う通りに…”ではない現実と向き合うことが多いので、結局泣いちゃうし、大人もヨシヨシする機会が増えます。
じゃあ、どうしていったらいいのか。。。
現実的にできることを見通して、できたときにはきっちり気持ちを感じて、今後の気持ちの立て直し力をアップさせることで、イヤイヤ期を乗り切るためには、基本的には、子どもが何かをやってできたときにはリアクションすることです。褒めることも含みます。こうして、子どもに気持ちの浮き沈みをキッチリ感じてもらうことです。
子どもにとって褒められることは大切だと思います。でも、この時期の子どもは褒められる以外にも、「(僕もしく私が)……ふふふ、できたぜ…。」って、1人で喜んでいることもある時期です。
なので、大人のエコのためにも、なんでもかんでも褒めるんじゃなくて、子どもが大人を見た瞬間とか『あ~なんか1人でうれしくてニヤニヤしてるなー』ってときに褒めることをオススメします。
大人がノーマルモードでとにかく褒めて、子どもの機嫌を上げようとして褒めるより、エコモードで子どもが大人を見たときに褒めるほうが、百発百中とまでは言いませんが、”褒め”が子どもに認識されやすいです。
そうして、うれしいときの気持ちも含めて、キッチリ感じてもらうようにしてみるといいかもしれません。
沈んだ時の気持ちは嫌でも感じるので、ヨシヨシしながら少しずつ切り替えてもらうことが必要です。
もう1つ、子どもがギャー!!となっているときは、何を言っても無理なときがほとんどです。1回泣き止んで大人の話を聞くなんてことは、気持ちの整理がある程度できる3歳後半~4歳になってからです。
子どもが泣いているときは、頭の中がいっぱいで、ピ~~~~~~~~~!!と何も受け入れられない状態です。そこに、大人も嫌気がさしてピ~~~~~~~!!で、気がつくとうんざりしてたり怒ってたりします。
難しいと思うし、私も失敗することが多いですが、できる限り子どもからちょっと視界を外して深呼吸です。子どものピ~~~~~~!!で何も受け入れられない状態に、大人が落ち着いて黙って見てたり、ゆっくり話しかけることで、子どもに考えたり落ち着いたりする間をあげましょう。
ちなみに、お水とか飲み物を2~3口飲ませるのはオススメです。
泣きまくってるときに飲ませると、子どもが飲み物で溺れますが、ほんの少し落ち着いたときなら子どもが呼吸を整えられるので、飲んでる間や、飲み終わって声が静かになったときに話しかけると、聞いてくれるかもしれません。このタイミングで、親が聞いてほしいことなどを伝えてみてください。
ただね、敏感さとかが昔からある子は、このイヤイヤが半端なく強いです。大人が今後楽になるとしたら、上にあるような子どもの気持ちを落ち着かせることを続けることだと思います。
もう、これはホント、親御さん心中お察ししますという気持ちです。日々、ごくろうさまです。
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